HIDARI日記(右)

そのときどき興味ある技術を中心にだらだら書いてます。内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

お久しぶりですが7年間勤めた会社を退職しました

2月28日を持って約7年間勤めた会社を退職しました。

新卒で入社して以来7年間、親会社に吸収され続けて気づけばいわゆる日本の大企業の一員としてやってきました。

まずはお世話になった方々にお礼を言いたいと思います。

何をやってきたか

入社後一年間は受託開発の仕事で、とある国産ERPパッケージを使ったSI案件に携わっていました。

そこではいわゆるウォーターフォール型の開発、Excelスクショエビデンス、手作業による単体テストを体験しました。

しかし、ここでの体験がなかったら、今のように自分で勉強して現場を改善したいと思うことはなかったと思うし、多くの友人にも出会えなかったと思います。そう考えるととても大きなターニングポイントでした。

その後、メインフレームの端末エミュレータを開発する部署に異動しました。

そこではVC++6.0を中心にVBScriptなどいわゆるレガシーな技術を使って開発をしていて、求められる知識もかなり高度なものでした。過去から連綿と受け継がれてきた資産がほとんどで、それに縛られて開発自体にあまりスピード感はありませんでした。

ただ、現場はもっと楽になりたいと考えていて、Jenkinsを使ったCIの仕組みを作らせて貰えたり、Seleniumを使った自動テストなどの導入には積極的でした(最終的に導入は見送りましたが)。自分で勉強しただけの技術を実務で使わせて貰えるなんて、なんて懐の広い人たちなんだと感動したのを覚えています。

最近はスポットでStrutsからSpring Frameworkへの移行案件を手伝ったり、過去に納めたシステムの障害調査、対応をしたりしていました。

なぜやめるのか

理由はいくつかあります。

長い間携わってきたメインフレーム用端末エミュレータというニッチな市場に対する先行きの不安感。

このまま今の技術スタックで年齢を重ねたとき、何かのはずみで事業そのものがなくなってしまったら、気付いたときには他に身を振る先がなくなってしまうのではないかという不安。

昇進するにもすでにポストは埋まっていて現在のキャリアパスではこれ以上はあまり給与が上がらないこと。

そしてこれが一番大きいことなのですが、今まで経験したことのない環境に身をおいて、スキルを高めたいと思ったことです。

これからどうするのか

新しい職場はすでに決まっています。 同じIT系ですが、これまでとは全く違う技術スタックが求められる職場です。これについては落ち着いたら改めて書きたいと思います。

転職に際してはとても多くの方にアドバイスを頂きました。 本当に有難うございました。