台風でも開催されました
台風迫る2014/8/9に開催された 進め、現場のチーム開発 〜チーム開発実践入門〜 (DevLOVE関西Ver) - DevLOVE関西 | Doorkeeper に参加してきたので、せっかくなのでメモしておきたいと思います。
「チーム開発実践入門」の著者、池田尚史 (ikeike443) さんのお話のメモ。
チーム開発実践入門 ~共同作業を円滑に行うツール・メソッド (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 池田尚史,藤倉和明,井上史彰
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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チーム開発・プロジェクトの課題
- プロジェクトの目標が定まってない
- 何を達成すればいいのか
- 要件が不明
- おもってたんとちゃう
- 価値を提供出来ているか不明
- 意義は?価値は?総合的に意味あるの?
- リスク管理ができてない
- 正常系のプランのみ。プランBない。
- チームのパフォーマンスを出していない
- 開発効率が悪い
チームを考える前にプロジェクトを考える
まず以下を順番に考える
- ゴールはどこか
- 決めるのは誰か
- 利益は出るのか
- リスクは見えているのか
- チーム開発は上手く行ってる?
- チームビルディングはプロジェクトの一部
- しかし、基礎である
チームを考える
プロジェクトを成功に導くための大事の基礎。以下のことを順番に考える。
- 方法論
- コミュニケーションプラン
- 成果はどう測る?
- チームビルディングはどうする
- モヒカンばかりのチームは破綻しやすい。ピエロも必要。
- 開発ツールはどう使う?
ツールが解決する問題とツールの障壁
ツールは、
などの問題を解決する手助けをしてくれる。 いくつかのツールを組み合わせれば大抵のことは解決できる。
でもそれは、ここ3~5年Webを見てきた人に限った話で・・・
初めてこういう問題に手を付ける人がいきなりググってもわけわかめなことが多い。
チーム開発を改善するには
- まず可視化
- 現実を直視出来る環境を作れば、自ずと改善サイクルは回り出す
- そのために必要なことはなんでもするのがスクラムマスター
- 小さなことからコツコツと
- いきなり「継続的デリバリー!!」とか言わない
- 小さなコストでインパクトの大きいところから
- 管理しない
- シナジーを重視する
- 「やれ」と言われたことより「やろう」と考えるほうが効果が高い
- 情報を共有する
- 全メンバーが出来る限りフラットにアクセスできるように
まとめ
- 良いチーム開発は良い習慣から
- 「太ったからダイエット」 -> 挫折、リバウンド
- ダイエットを始めなくてもよいような習慣を
- 開発も同じ、問題/課題が溜まりづらい習慣を作る
なお発表資料は池田さんがブログで公開されています.
#DevLOVE 関西でお話させていただきました - ikeike443のブログ
おわりに
台風の接近もありいくつかの発表、LTが中止になってしまったのは残念でしたが、 こざけ (s_kozake) さんがLTで使用する予定だった資料をご自身のブログ進め、現場のチーム開発 〜チーム開発実践入門〜 (DevLOVE関西Ver) に参加してきました - シスアーキ in はてなで公開してくださっています。勉強会のレポートとしても非常に読み応えがあるので、ぜひ読んでみてください。